指切られた少女、頭撃たれた少年…スーダンで活動の看護師「支援を」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
スーダンからチャドに逃れてきた少年と佐藤さん。少年は頭部を打たれて左手足がまひした=2023年10月、国境なき医師団提供
スーダンからチャドに逃れてきた少年と佐藤さん。少年は頭部を打たれて左手足がまひした=2023年10月、国境なき医師団提供

 紛争で人道危機が続くアフリカ北東部スーダンで、国際医療NGO「国境なき医師団(MSF)」が現地派遣した神奈川県厚木市在住の看護師・佐藤太一郎さん(37)が治療活動を行っている。佐藤さんは26日にオンラインで現地の状況を報告。「家事ができないように指を切られた少女など、言葉にして伝えるのも苦しい被害を受けた人たちがいる。心の傷を負う子どもらも多い。国際社会の支援が必須だ」と強調した。

 佐藤さんは県内出身で東海大看護学科卒。同大医学部付属病院高度救命救急センターなどで勤務し2020年にMFSに参加した。23年4~10月にチャドでスーダン難民を治療し24年1月からスーダン西ダルフール州ジェネイナで活動する。

この記事は有料記事です。

残り429文字(全文734文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月