中国、南アジアで外交攻勢 安全保障面でも増す存在感

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スリランカのグナワルダナ首相(左)と握手する中国の習近平国家主席=北京の人民大会堂で27日、新華社・共同
スリランカのグナワルダナ首相(左)と握手する中国の習近平国家主席=北京の人民大会堂で27日、新華社・共同

 中国が南アジア諸国に外交攻勢をかけている。現在、スリランカとネパールの要人が訪中しており、中国主導の経済圏構想「一帯一路」に基づく連携強化を確認した。中国軍の代表団は今月、両国とインド洋の島国モルディブの計3カ国を訪問し、それぞれと国防分野の協力を深めることで一致。経済にとどまらず、安全保障面でも存在感を増している。

 一連の動きには、インド太平洋地域を重視する米国に対抗する意図に加え、国境紛争を抱える地域大国のインドをけん制する狙いもありそうだ。

 中国外務省によると、習近平国家主席は27日、北京市でスリランカのグナワルダナ首相と会談し「スリランカの発展のため、できる限りの支援を続ける」と表明。スリランカ南部のハンバントタ港の開発などを通じ、…

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