演歌歌手の吉幾三(71)が29日までにYouTubeチャンネルを更新。飛行機内で「横柄な態度」で振る舞っていたという国会議員の実名を明かしたことについて、あらためて思いを語った。

吉は昨年5月の動画で、飛行機のファーストクラスに座っていたという国会議員について「言葉の遣い方とかが乱暴でよ」と、「横柄な態度」で客室乗務員らに接していたと告発。3月19日の動画では、現役のキャビンアテンダント(CA)から寄せられたとする手紙を公開するかたちで、当該議員が自民党の長谷川岳参院議員(53)だと公表していた。

大きな反響を呼び、吉は今回の動画で「本人が気がつけばいい事であって……気をつけてくれるのかどうかわからないような返事していたみたいだけど、どうでもいいや」と、苦笑いしつつあらためて言及。「まあ、航空会社で働く側とお客側、それをちゃんと見極めたかたちを早くとってもらいたいなというのが私の願い」と話した。

またテロップで、前回公開した手紙とは別に匿名による数多くの情報が寄せられたことを報告するとともに、「あの議員の様々な面が分かってきましたが 吉の思いは『議員として襟を正して欲しい』これだけです。今後さらに追及する必要もありませんし したいとも思っておりません。しかし届くお手紙の内容には信じられないような行動の数々が書き綴っておりました。このお手紙について我々は『真実』なのか判断出来ませんので公表は致しません」とした。

吉から指摘を受けた長谷川氏は21日、「本日は航空政策および飛行機の遅延についての考え方を述べたいと思います」とタイトルを付けた自身のブログを、Xに投稿。「私は、航空会社の対応について、機内で発言をする際、三つの原則に従います。一つ目は『正確な情報を伝えているか』、二つ目は『不都合な情報をしっかりと開示しているか』、三つ目は、『正しい見立てを立てた情報発信となっているか』の三点です」と説明。それぞれについて、過去に利用した飛行機の出発が遅延した状況と、その際に発言した自身の考えを記した。

また、長谷川氏は28日のブログで、一部週刊誌報道を受け、「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです。初当選以来、北海道の課題、地域の課題解決に向け、情熱的に活動して参りました。一方で、私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参ります。引き続き、北海道の課題、地域の課題解決に向け、より一層の情熱を持って取り組んで参ります。よろしくお願い申し上げます」とコメントを発表していた。