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宝塚歌劇団・劇団員死亡

宝塚歌劇団の劇団員が死亡した問題。歌劇団が公表した調査報告書を巡り、中立性や事実認定のあり方を疑問視する声が出ています。

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宝塚劇団員死亡から半年「時間かかりすぎた」 元ジェンヌらが批判

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記者会見を行う阪急阪神ホールディングスの嶋田泰夫社長(中央)ら=大阪府豊中市で2024年3月28日午後5時24分、北村隆夫撮影
記者会見を行う阪急阪神ホールディングスの嶋田泰夫社長(中央)ら=大阪府豊中市で2024年3月28日午後5時24分、北村隆夫撮影

 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の劇団員の女性(当時25歳)が死亡した問題で、阪急阪神ホールディングス(HD)と歌劇団側は28日、上級生のハラスメントを認め、遺族に謝罪した。女性が死亡してから約半年。元タカラジェンヌや元スタッフは「あまりに長い時間がかかりすぎた」と、歌劇団の対応を批判する。

「トップは活動実態知って」

 「同じ娘を持つ身として、謝って許されることではないとは思うが、せめてもっと早く謝罪すべきだった」。1990年代に在団した元タカラジェンヌの女性は憤る。

 女性は「事故を防ぐために厳しさは必要」と規律の重要性を認める一方、上級生の激しい叱責については「私の時代にはメンタルをたたきのめすほどの指導はなく、もし今の宝塚で当たり前になっていたとしたら恐ろしいこと」と嘆く。

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