韓国総選挙、できたて新党が台風の目に 実刑の元法相率い支持拡大

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ガッツポーズをする祖国革新党の曺国代表(中央)=韓国南部・釜山で2024年3月28日、日下部元美撮影
ガッツポーズをする祖国革新党の曺国代表(中央)=韓国南部・釜山で2024年3月28日、日下部元美撮影

 韓国総選挙(定数300、4月10日投開票)は28日、選挙運動期間が始まった。国会で少数派の保守系与党「国民の力」と、進歩系の最大野党「共に民主党」が競り合う構図の中、実刑判決を受けた政治家が今月3日に設立したばかりの新党が、「台風の目」として急速に支持を広げている。

 総選挙は2022年5月に発足した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に対する「中間評価」の意味合いがある。小選挙区(254議席)と比例代表(46議席)で選ばれ、現在は共に民主党が142議席で第1党。与党は101議席と過半数を大きく割り込んでおり、尹政権の安定を図るため総選挙で第1党の座を目指す。逆に大敗すれば、任期を3年残す尹政権の求心力が弱まる恐れがある。

 与党は…

この記事は有料記事です。

残り1107文字(全文1423文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月