日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)が28日、放送された。

ダウンタウン松本人志(60)を巡っての「週刊文春」の報道に対し、複数回にわたって否定している人気セクシー女優の霜月るなを取り上げた。

大阪地検検事出身の亀井正貴弁護士は、霜月の証言が松本の文春裁判にどう影響を及ぼすかについて「狙いとしては、取材がずさんではなかったかと。取材した内容が必ず真実であることはないということを言わんとしている」と語った。さらに、亀井氏の前に発言していた読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏の言葉を引用し「おっしゃる通り、場外乱闘の類いですね」と続けた。

その後、スタジオ内のボードで亀井氏は「霜月さんをきっかけに報道内容を否定する人が現れれば無視できなくなる」との見解を示した。亀井氏は「松本さんの距離関係で、供述の信用性がどの程度あるのかっていう問題があるので、今ここでやってもほとんど無駄だと思いますけど」としつつも「本当に利害関係のない人、もしくはA子さんB子さんに近いような中立的な立場、例えば10人会合に出てきて、そんなこと全然ありませんでしたっていう話まで出てくると、文春の取材についての、ずさんかどうかの論点については影響を及ぼす。だから、本隊には影響を及ぼさないと思います」とコメントした。

霜月が参加したのは16年の大阪・リッツカールトンホテルでの飲み会。文春によると、たむらけんじに誘われた元グラビアアイドルの「J子」さんと面識のない3人の女性が参加したとされる。

霜月は今月3日、X(旧ツイッター)で「松本人志さんの件について私はあんな嘘だらけの記事の内容に対して許せないから書きます」とつづり、同16日にも「何度も言います。J子を誘ったのは私です。週刊文春の記事に 『部屋には彼女の他、面識のない三人の女性がいた。』と書いてありましたが、あれも嘘です」とした。

一方の週刊文春は3月21日号で「霜月のXの投稿は小誌の記事とは全く矛盾もない」と主張。さらにたむらによる“たむけんタイム”に対して「ありません」とXでつづった霜月の証言に対しても、週刊文春は「たむけんタイムがあったと指摘した飲み会は別」と主張している。

最近、霜月や松本の後輩芸人ら複数の人が、松本の飲み会をめぐる週刊誌報道を具体的に否定したり反論するなどしているが、テレビの情報番組がこうした反論の声をあまり取り上げないことが、ネット上で論議を呼んでいた。