「農家・ペット・環境」の三方よし 「脱臭梅」でトイレ砂開発

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梅干しの種を使ったペット用トイレ砂「脱臭梅」をPRするセンターバレイの中谷武世社長(右)と林さよみさん=和歌山県紀の川市で2024年3月18日午前11時38分、藤原弘撮影
梅干しの種を使ったペット用トイレ砂「脱臭梅」をPRするセンターバレイの中谷武世社長(右)と林さよみさん=和歌山県紀の川市で2024年3月18日午前11時38分、藤原弘撮影

 和歌山県紀の川市の園芸資材製造会社「センターバレイ」が、廃棄される梅干しの種の脱臭効果に着目したペット用トイレ砂「脱臭梅(だっしゅうばい)」を開発した。香料などの化学物質は不使用で環境にやさしく、梅の加工後に不要となった種を買い取ることで梅干し業者の廃棄費用の負担軽減も目指す。インターネットで販売しており、今月4日には県の「和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)」に認定された。【藤原弘】

 県内の中間処理業者から購入した梅干しの種を砕き、ペレット状に固めて作る。猫に加え、ウサギやハムスターなどのトイレにも使用できるという。動物は梅干しの種を食べないため、塩抜きをせずそのまま使用している。商品は、0・5リットル入りと3リットル入り、7リットル入りの3種類がある。

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