薬物依存からの回復を目指している俳優高知東生が28日、X(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳水原一平氏が違法スポーツ賭博の借金450万ドル(約6億7500万円)の返済を大谷の口座で行った問題を受け、依存症について、正しい知識を持つよう呼びかけた。

高知は「アルコール、薬物、ギャンブルをやらなければ、アルコール、薬物、ギャンブ依存症にはならない」と書き出し「でもな、いくらこれらを『やらない人』でも、『巻き込まれない人』には誰もなれないんだ」と記述。「あの大谷翔平さんでも巻き込まれたんだゾ。俺が言うのもなんだが、全国民が正しい知識を持ってくれよな」とポストした。

この投稿にユーザーからは「マジ分かる。自分がどれだけ気をつけてても巻き込まれない人にはなれないんだよね。理屈だけで解決出来る問題じゃないし」「そうだよな。身内がなくかもしれないからな」「気が付かないうちに、自分や自分の家族が依存症になってしまっている病気だからこそ、国民全体が、この病気を当たり前の様に理解している世の中を目指したい」「本当にそうです!その人を大切に思えば思うほど巻き込まれます。正しい知識があれば巻き込まれるのを避け、問題の深刻化を防ぐことが出来ます。病気だからという免罪符が欲しくてではなく、理解が広がることで救われる人が増えるからこそ啓発が必要だと思います」など声が上がった。

米ESPNによると、水原氏は大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された疑いがあるという。水原氏は同メディアの取材に、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話したが、翌日には前言を撤回した。また、開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かした。

スポーツ賭博は米国の38州で合法化されているが、カリフォルニア州では違法になっている。

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