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センバツ高校野球2024

第96回選抜高校野球大会(春の甲子園)。全試合ワンプレー速報、スコアブック掲載。出場校別ニュースも。

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「ヨーグルトご飯」が力の源 青森山田の“ノーノー右腕” センバツ

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青森山田の桜田=阪神甲子園球場で2024年3月27日、三浦研吾撮影 拡大
青森山田の桜田=阪神甲子園球場で2024年3月27日、三浦研吾撮影

 第96回選抜高校野球大会は28日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、中央学院(千葉)と対戦した青森山田は桜田朔投手(3年)が先発した。桜田投手は昨秋の東北大会決勝で無安打無得点試合(ノーヒット・ノーラン)を達成した注目の右腕だが、そのパワーの源は「ヨーグルトご飯」という。

 背番号「10」の桜田投手は、背番号「1」の関浩一郎投手(3年)との「ダブルエース」を担う。昨秋の東北大会決勝で八戸学院光星(青森)を相手にノーヒット・ノーランを達成した。

 センバツでは京都国際との1回戦で救援して1回無安打無失点、広陵(広島)との2回戦は先発し、五回途中3安打無失点と好投を続けている。

 桜田投手の最大の持ち味は183センチの長身から放たれる最速144キロの力強い直球だ。球速を増すには体重の増量が一つの手だが、桜田投手はたくさん食べることが苦手で、中学時代の合宿の食事では常に吐きそうになっていたという。

 そこで桜田投手が思いついたのが、ヨーグルトを白米にかけて食べる「ヨーグルトご飯」だった。食事で腹が苦しくなると、水分を取りたくなるが、「飲むとおなかにたまってしまう」。ヨーグルトを試すと「おなかにこないけど、水分も甘さもあって、きついのを和らげるには一番」という考えに至った。

 桜田投手は「ちょっと(チームメートの)みんなは引いていたんですけど」と笑う。昨秋の東北大会後は最速150キロを目標に、体重の増量と筋力強化を目指した「食トレ」に励み、「ヨーグルトご飯」をかきこんだ。その結果、東北大会終了直後に76キロだった体重は一時、83キロまで増えたという。

 桜田投手は食トレに励む全国の選手に言う。「きつい時はやっぱヨーグルト。いいよ。おすすめです」【森野俊、中村有花】

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