新潟レディースはアウェーで三菱重工浦和との上位対決に0-2で敗れた。8勝2分け3敗の勝ち点26で3位。暫定首位に立った浦和との勝ち点差は6に広がった。次戦は30日、敵地でノジマ相模原と対戦する。

過密日程の中で進む5連戦の4試合目。1-0で勝った24日C大阪ヤンマー戦と同じ先発メンバーで臨んだ新潟は試合の立ち上がり、FW石淵萌実(27)が最前線でパスを引き出し、ダイナミックな突破で攻撃をけん引。守備もセンターバックの三浦紗津紀(27)を中心に決定機を作らせない。だが、前半34分に最終ラインの背後を突かれ、相手FW清家貴子(27)にWEリーグ新記録となる6試合連続ゴールを決められ、先制を許す。

橋川和晃監督(52)は後半開始からFW道上彩花(29)らフレッシュな選手を次々とピッチに送り出したが、同33分に追加点を奪われた。橋川監督は「自分たちのボールロストが失点につながった」と悔いたが、「厳しい日程で選手はボロボロの状態だが、最後まで勇敢に戦ってくれた。上位の背中はちょっと遠くなったが、タイトルへの気持ちを切らさず、次の試合に臨みたい」と話した。