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冷えた肉まんを入れておくだけで“熱々”に 電子レンジみたいな布バッグ「HO-ON」の革新性分かりにくいけれど面白いモノたち(1/6 ページ)

» 2024年03月23日 12時07分 公開
[納富廉邦ITmedia]

 WILLTEX(神奈川県横浜市)の持ち運べる電子レンジバッグ「WILLCOOK HO-ON」(以下、HO-ON)は、そりゃCESで賞をもらうのも当然だというくらい、ものすごくイノベーティブな製品だと思うのだ。発熱する布と聞いた時、「電気毛布とどう違う?」と思う人は多いと思う。そして、大ざっぱにみれば、それは大して変わらないのかもしれない。でも、電熱線を布の中に仕込むのと、その布そのものが発熱するのでは、全く別の話なのだ。

WILLTEX「WILLCOOK HO-ON」2万3000円。バッテリー(6500円)は別売。色は、写真のブラウンの他、ブラックもある

 実際にHO-ONを使っていて思うのだけど、例えば、コンビニで買った肉まんをHO-ONに入れて持ち帰って食べるというだけなら、保温効率に優れた保温バッグというに止まる。でも、このバッグの場合、既に冷めてしまった肉まんを、バッグに入れておくだけで熱々にすることが可能。ここが「持ち運べる電子レンジ」というキャッチフレーズのゆえんだ。

中は、ポケットも何もない、シンプルなバッグ。布ヒーターはもちろん、断熱材も薄手で柔らかいので、これが発熱するとはとても思えない

 で、これを可能にしているのは、「バッグの中を高温にしているから」だけではない。バッグの中全体が高温で、しかも温める対象物を中で高温の布が包みこんでいるからなのだ。だから、肉まんはまんべんなく熱せられて、しかし焦げたり固くなったりすることがない。ただ、温かくなるのだ。

 まあ、蒸したてに比べれば、多少、皮部分のふんわり感はなくなるのだけど、それでも電子レンジよりも自然な温まり方をしていると、私が食べてみた感じでは、そう思った。あたたまり方は、電子レンジというより「湯せん」に近い。

バッグ背面のポケットの中にマグネットの電極があり、専用のバッテリーとは、ここで接続する。電源のオンオフはバッテリー側で行う

 だから当然、レトルト食品も温められるし、おにぎりも温められる。私は先日、コンビニでホットコーヒーを買って、それを保温ボトルに入れ、木村屋の「ジャンボむしケーキ」を買って「HO-ON」に入れて散歩して、公園のベンチで熱いコーヒーとまるで蒸し立てのマーラーカオのようになったむしケーキを頂いたのだった。余談だが、このむしケーキはとてもコーヒーに合うのだけど、温めると、さらに相性がよくなるのだ。

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