豊田自動織機、認証不正巡り再発防止策提出 人員1.6倍に

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碧南工場に掲げられた豊田自動織機のロゴ=愛知県碧南市で2024年1月、大原翔撮影
碧南工場に掲げられた豊田自動織機のロゴ=愛知県碧南市で2024年1月、大原翔撮影

 トヨタ自動車グループの豊田自動織機は22日、エンジン認証手続きの不正問題を巡り、再発防止策を国土交通省に提出した。法規・認証業務に関わる人員を2026年度までに1・6倍超に増やすほか、開発と認証部門を明確に切り離し、これまでトヨタから受託していた自動車用ディーゼルエンジンの認証業務をトヨタに全面移管する方針を示した。

 再発防止策では、エンジンやフォークリフトの開発現場の負担を軽減するため、適切な開発日程を確保するための基準を作成するほか、「法令順守を最優先する意識」を徹底する階層別研修の実施を盛り込んだ。外部調査委員会が不正の背景として挙げたトヨタとのコミュニケーション不足を改善するため、トヨタと豊田織機の社員を互いに派遣するなど人材交流を進める方針も示した。

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