20歳で未勝利の小林夢果が1イーグル、7バーディー、1ボギーの64をマークし、単独首位に立った。

1打差の2位が小滝水音と臼井麗香。通算11勝の山下美夢有が66で4位。さらに1打差の5位に蛭田みな美、村田理沙、河本結がつけた。昨年優勝の山内日菜子は71で31位、3週連続優勝を狙う鈴木愛は73で66位と出遅れた。

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期待の若手として注目される小林夢が、飛ばし屋の持ち味を発揮して4戦目で実力の片りんを示した。64の自己ベストでの首位発進に開口一番「100点です」と、あどけない笑顔で振り返った。

圧巻は前半最後の18番（483ヤード、パー5）だった。ドライバーで残り225ヤードまで運び、4番ユーティリティーで2オン。ピン左2メートルほどに付け、イーグルを奪った。「ドライバーが狙ったところに行って、イーグルが取れたらと思っていた」とイメージ通りで、後半も4つ伸ばした。

埼玉県出身で尾崎将司が主宰する「ジャンボ尾崎アカデミー」に所属。21年、プロテストに合格した。これまで12試合で10度の予選落ちも昨年11月に下部ツアー最終戦で1勝を挙げた。

ドライバーの飛距離が260～270ヤードというパワフルなスイングに爆発力を秘める。「何を考えているのか分からないと言われる」という奇想天外なプレーも魅力の注目株は、どこまで首位を維持できるか。（共同）