日本代表が北朝鮮を1-0で下した。アジア杯5試合で無失点試合がなかった中、完封で勝ち点3を手にしたのは大きな収穫だった。

森保一監督(55)はアジア杯で不安定だったGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)とDFラインが連係良く、無失点で終えたことを喜んだ。

「彩艶、DFラインも含めて自信になる勝利をつかみ取れた。アジアカップで失点が多くて、結果をつかみ取れなかったところがあって。今日の試合も簡単な試合でなく、押し込まれて失点してもおかしくないシーンをつくられて、無失点で守り切れたのは彩艶含めて自信になる」

アジア杯ではどんどん前に入ってくる相手選手に気おされ、連係面のコミュニケーションも不足していた。試合の中での対応力の不足もあった。ただ、これらの厳しい経験を糧にしていくしかない。指揮官はこう続けた。

「アジアカップからの反省、課題を受けて臨んでくれて選手たちが修正してくれたのはあります。GK、DFラインとカタールのワールドカップと比べると経験値が低い中で、これまで戦ってきて、一足飛びには安定はなかなか難しい。1つ1つ厳しい試合の経験を経て、選手たちは確実に成長しているなというのを、結果を持って示してくれた。それが今日の選手たちのプレーかなと思います。まだまだ改善すべきところはありますが、これから彼らがチャレンジして厳しい戦いを経て成長していくことを、監督として楽しみにしています」

一歩ずつだが、若い選手にとっては自信となる勝利と言えそうだ。