サッカー日本代表(FIFAランキング18位)が21日、ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選で北朝鮮(同114位)と対戦する。東京・国立競技場で行われる。

日本は20日、同所で公式練習を行い、ケガのため活動に不参加となったMF佐野海舟(23=鹿島アントラーズ)を除く25人がリラックスした様子で調整した。

世界最高峰のクラブで活躍を続けるMF遠藤航主将(31=リバプール)が背中でチームに刺激を与える。

10日のマンチェスターCとのリーグ戦で出色のパフォーマンスを披露。クラブの公式MOMに選出された。多くの代表選手からも試合を見たと声をかけられたといい「そういう試合に出て、プレーを見せているということ自体が多分、周りの選手にとっては刺激になっていると思っている」とうなずいた。

代表キャプテンとして初めて挑んだ国際大会となったアジア大会カタール大会で準々決勝で敗退。悔しさを抑えて「ここから同リアクションできるかが大切」と自分に言い聞かせるように語った。

クラブでその言葉を体現する活躍を見せている。マンチェスターC戦との大一番の前には、カラバオカップで優勝し、タイトルを獲得した。

「やはりキャプテンとしてはもちろん、そうやってプレーで見せていくというところは、周りを結果的に引っ張るという意味でも、まあまあ大事だと思っている」

充実感がにじみ出る。世界最高峰のリーグで優勝争いをするクラブの主軸としてプレーする日々に「求めている環境に身を置けている」。

W杯優勝という大目標に向けてトップレベルの選手が1人でも多く必要だ。「そういった選手がもっともっと増える方がいいとは思うし、みんな多分、W杯優勝って目標というのはあるし、個人的にもどうステップアップしたいというのはみんな思っているとは思うんで、もちろん、僕だけではなく、いろんな選手がもっともっと高いレベルでやればいいと思います」と話した。【佐藤成】