日本代表MF南野拓実(29=モナコ)が、10年前の苦い記憶を払拭(ふっしょく)する気合を見せた。

日本代表は20日、国立競技場でワールドカップ(W杯)アジア2次予選・北朝鮮戦(21日・国立)の前日練習を行った。南野は14年10月、U-19アジアカップ(杯)ミャンマー大会で北朝鮮にPK戦の末に敗れ、U-20ワールドカップ(W杯)の出場を逃した。南野は最後のキッカーでPKを外していた。A代表で巡ってきた北朝鮮との再戦で「負けた当時“絶対に次、北朝鮮とやるときは勝つ”と、あの時に思った気持ちを覚えている。だからいいモチベーションになるかもしれない」と話した。

1月のアジアカップ(杯)カタール大会では、ベスト8で敗退。日本代表が再び上昇気流に乗るためにも、北朝鮮戦で負けるわけにはいかない。「アジア杯で負けた後の第1戦で、しかもホーム。アジアカップがあった上で、どういうリアクションを取るのか、というところを見せないといけないと思うので。そういう意味でも、いい試合をするためにいい準備をしたいと思います」と話した。