顔出ししない次世代女性シンガー、こはならむ(23)が20日、東京・有楽町のI'M A SHOWで初のワンマンライブを行った。

2019年からYouTubeに投稿を始め、カバー動画のほか、泣き叫ぶような歌声で歌う「泣きながら」シリーズや「感情を沢山込めて」シリーズなどが話題に。一目ぼれならぬ“一耳ぼれ”すると人気を集め、21年11月にエイベックスからメジャーデビューしたネクストブレイク候補が、初めてファンと対面したステージに立った。

この日は1月にデジタルリリースしたテレビ朝日系アニメ「僕の心のヤバイやつ」のエンディングテーマ「恋してる自分すら愛せるんだ」をはじめ、ピアノバージョンがYouTubeで1000万回以上再生された「心做し」、「ごめんなんか聞きたくなかった」など15曲を披露。「恋してる-」歌唱時などはファンと共に歌う場面もあり「一緒に歌ってくれてありがとう。にやにやしちゃう」と語った。

幼少期からバレエダンサーを目指し、高卒後にはイタリア留学も経験したが負傷などもあり断念。「私も苦しい時に音楽に助けられました」と語り「私の歌があなたの心の支えになればうれしいです。いつもみなさんのコメントを見て元気をもらっています」と語りかけた。

客席にサプライズでサイン入りTシャツやシュシュを投げ入れる場面もあったほか、終盤には誕生日当日となる10月4日にZepp Shinjukuでバースデーライブを開催することも発表した。ライブ後にはチケット購入者向けのアフタートークイベントも行い、ファンの質問に答えるなどして交流。「楽しかったです。ありがとうございました」と声を弾ませ、初のリアルイベントを締めくくった。