セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣(34)が20日、大阪市内で開かれた公開練習に、チームとは完全別メニューながらランニングを再開させた。

2月の開幕前にけがで離脱し、これまで主に室内調整が続いたが、4月の復帰へ第1歩を踏み出した。

清武は1月中旬からのタイ合宿で練習試合に出場した際、相手のチャージを脚に受けて打撲。血腫が取れない状態で練習を続けていたものの、開幕前に他の部位にも痛みが生まれ、大事を取って治療やリハビリを優先させてきた。

今季初出場を目指す本人は「何も言えないが、ボチボチいけてます」とし、現在2連勝中で3位につけるチームには「しっかり戦い方も決まってきて、みんな自信を持って戦っている。これからいろいろ対策をされると思うので、上積みして、どんどんいい方向に持っていければいい」とコメントした。

大黒柱の再始動に、小菊昭雄監督(48)は「この2週間以内に全体練習に合流して、4月の連戦には戻ってきてくれるのでは」と期待した。

この日は、清武以外にもけがで離脱していたMFルーカス・フェルナンデス(29)、MF平野佑一(28)が完全合流。

一方で前節16日のサガン鳥栖戦で、腰などの痛みの影響で前半終了時に交代したMF香川真司(35)は室内で調整した。30日のホーム湘南ベルマーレ戦の出場は、今後の回復次第になる。