山梨学院監督「選手に突っ込みたくなるくらい…」　センバツ

　第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、前回優勝の山梨学院が昨秋の近畿大会準優勝の京都外大西を7―1で破った。

　山梨学院の吉田洸二監督の主なコメントは次の通り。

山梨学院・吉田洸二監督

　（先発の津島の起用は）エースの桜田が今季に入って調子が上がらなかったので、桜田の負担を減らしたいということで先発させた。無四球で、100点近いのではないか。

　甲子園練習もきょうの朝の雰囲気も「君たちはほとんど初出場なんだけれど」と突っ込みたくなるくらい落ち着いてやっていた。寝食ともにした先輩が優勝まですると、こういうことが起きるんだと初めて経験した。優勝された先輩の監督から「優勝したら違った強さが出るよ」と教えていただいたが、こういうことなんだなと。力がなくても力を出せる集団になるのかなと感じた。

　冬場に力を入れた守備力が出た。打線も練習試合で打てなかったが、強い打球が行っていたので成長したと思う。

　（連覇は）みなさんに聞いていただいてから思い出す。中途半端に強かったら自然と意識するが、山梨（大会）でも勝てないと最初思っていたので。なかなかその言葉（連覇）が入ってこず、プレッシャーは本当にない。それが逆に良かったのかもしれない。