ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(48)が20日、X(旧ツイッター)を更新。フェイスブックやインスタグラムで横行している著名人を使った詐欺広告について、運営する米IT大手メタ社に対し自身が「まとめて抗議します」と呼びかけた。

前澤氏は「FacebookやInstagram上で、著名人を使った詐欺広告に騙されて何らかの被害にあった方は、匿名で構いませんので、その時の状況を詳しく教えていただけませんか」と記述。「みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!」とつづった。

最近、フェイスブックやインスタグラムでは前澤氏ら著名人の顔写真などを使った、あたかも本人が認証しているかのように装った投資関連などの詐欺広告が多発し大きな問題になっている。前澤氏は18日のXでメタ社に対し、詐欺広告について問い合わせた際の回答を報告。「「『詐欺広告がなくなるよう措置を講じます』と書いてあるものの、最後の文章では、『いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して』と開き直ってます」と指摘。「では、詐欺で騙される人や、肖像権を侵害されたり名誉毀損される人に対して、どのように考えているのでしょうか?騙されたり傷つけられている人に対して何か損害賠償してくれるのでしょうか?」などと書いていた。

前澤氏は昨年8月の時点で「FacebookやInstagram上で、僕の写真や名前が広告として不正利用されている件ですが、何度要請しても改善されないため、弁護士を通して本日Meta社に内容証明を送りました」と報告していた。

この件に関してはホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(51)も自身のSNSなどでたびたび、同社側に対し詐欺広告対策をとるよう、強く要請するなどしている。