東京ヴェルディが新たに契約したポルトガル人FWチアゴ・アウベスが20日、チーム練習に合流した。

モンテディオ山形時代の22年に34試合10得点、23年には30試合で13得点を記録しているストライカー。直近はブラジルのボタフォゴに所属していたが、シーズン終了とともに日本に舞い戻ってきた。

練習の冒頭では日本語でスタッフ、選手にあいさつした。約1時間ほどのフィジカルメニューをこなし、軽快な動きを披露。グラウンドでの練習は久しぶりだったそうだが「状態はいいし、このクラブでJ1残留という目標に貢献したい」と誓った。

持ち味はスピードを生かして相手選手の背後を取ったり、アタッキングサードのスペースを突くプレー。クリスティアーノ・ロナウドもいたポルトガルの名門スポルティング・リスボンの下部組織出身で、チームカラーの緑は偶然にも東京Vと同じ。「緑は好きだった」と笑みをこぼした。

そして「山形にいる時からヴェルディは伝統あるクラブだと知っていた。ここに来れてJ1でプレーできることをうれしく思う」と晴れやかな表情で話した。今季J1で未勝利(2分け2敗)のチームにあって、得点力アップは喫緊の課題。チアゴ・アウベスの加入はチームにとってもプラスとなりそうだ。