アフガン撤収時の民間人退避「判断遅すぎた」 米軍元高官が批判

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
2021年の米軍のアフガニスタン撤収に関する米連邦下院外交委員会の公聴会で、証言するマッケンジー海兵隊退役大将=3月19日、AP
2021年の米軍のアフガニスタン撤収に関する米連邦下院外交委員会の公聴会で、証言するマッケンジー海兵隊退役大将=3月19日、AP

 米連邦下院外交委員会は19日、2021年の米軍のアフガニスタン撤収に関する公聴会を開いた。アフガンを管轄する米中央軍司令官だったマッケンジー海兵隊退役大将は、国務省が主導した非戦闘員退避活動(NEO)の計画を「内容が不十分で判断も遅すぎた」と批判。撤収中の混乱時に米兵13人を含む180人以上が死亡したテロ事件に関しても「過失があるとすれば政治判断で、地上活動部隊に責任はない」と強調し、バイデン政権の判断の甘さを批判した。

 アフガン撤収時の対応は「バイデン政権の失敗」との印象が強く、11月の大統領選を見据えて、共和党のトランプ前大統領が批判材料にしている。

この記事は有料記事です。

残り597文字(全文878文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月