柔道で五輪3連覇を日本人で唯一成し遂げた、柔道家の野村忠宏氏(49)が19日に放送された日本テレビ系「踊るさんま御殿」(火曜午後8時)に出演。明石家さんま(68)との“ある事件”についてエピソードを明かした。

現役時代は五輪中継番組などでさんまと面識があったが、「ある事件」が起こったことで連絡をとらなくなったという。この日のトークテーマは「苦手なこと」。すると野村氏は「自分、さんまさんです」と即答した。

さんまは「何が苦手や。あれだけインタビューして、あれだけ仕事してきて、何が苦手やねん」と激しく抵抗。野村氏は「さんまさんから『野村君、おもしろいな』って感じで『メシ行こう』って誘ってもらったんです。(出演アスリートに見渡して)さんまさんとメシ、うれしいよ。でも、問われるような気がして」と明かすと、さんまは「食事ぐらいでは、オレは問わない」と爆笑しながら反論した。

野村氏は「いろんなことを想像して準備した」という。「リサーチすると、さんまさんは食事のあとにカラオケに行く、と。自分は歌はあまり得意じゃないので…でも、さんまさんから『野村くん、なんか歌い!』といわれたら歌わないといけない…(焼き肉店での)食事はスゴい楽しくて、『ちょっとカラオケ行こうか』ってさんまさんが。よし、いよいよカラオケか」と覚悟を決めたものの、さんまは「野村くん、ほな」と右手を勢いよく上げたといい「自分だけ、帰されたんです」と当時を振り返った。

スタジオ全体からブーイングが出たが、さんまはひるまず「おう、練習もあるしやな、そんな朝まで付き合わすわけにもいかへんやん」と弁明したが、野村氏は「さんまさん、自分、そのとき引退してました」。

当時の野村氏は落ち込んでしまったといい、それ以降、さんまには連絡できなくなったという。さんまは「ごめん、何歌おうとしてたん?」と笑わせると、野村氏はさんまの好きな「サザンを…」と話すと、当てにいったさんまから「『いとしのエリー』かな?」と返されたが、「『涙のキッス』です」と正面を見据えた。