浜岡原発で進む再稼働準備 能登地震でトラブル、南海トラフの備えは

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
御前崎市の中部電力浜岡原発。手前から1号機、2号機、3号機、4号機、5号機=2021年12月19日、本社ヘリから
御前崎市の中部電力浜岡原発。手前から1号機、2号機、3号機、4号機、5号機=2021年12月19日、本社ヘリから

 1月の能登半島地震では、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の変圧器が破損し、大量の油が漏れ出すトラブルが発生した。東海地方は南海トラフ巨大地震の想定震源域に中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を抱えるが、地震への備えはどこまで進んでいるのか。東日本大震災の発生から13年。震災後、運転を停止している浜岡原発の現状を探った。【大原翔】

 東日本大震災が発生したのは2011年3月11日。中部電は約2カ月後の11年5月、浜岡原発の運転を停止した。南海トラフ巨大地震が発生した場合、津波被害を受ける危険性が高いとして当時の菅直人首相から全面停止の要請を受けたためだ。

この記事は有料記事です。

残り1718文字(全文1996文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月