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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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米大統領、イスラエル首相との亀裂深化 ポスト・ネタニヤフ協議か

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米ホワイトハウス前で、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦やイスラエル支援停止を訴えるデモ隊=2024年3月7日、AP
米ホワイトハウス前で、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦やイスラエル支援停止を訴えるデモ隊=2024年3月7日、AP

 イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘を巡って、バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の関係に深刻な亀裂が生じている。ガザ地区の人道危機について非難合戦を続けてきたが、15日には民主党のバイデン氏が同党幹部によるネタニヤフ氏への批判を擁護。批判の応酬がエスカレートするのは必至だ。

 「いい演説だった。多くの米国民が抱いている深刻な懸念を表したものだ」。バイデン氏は15日、記者団の質問に答えた際、上院民主党トップのシューマー院内総務が前日にネタニヤフ氏を批判した演説を評価した。シューマー氏は「ネタニヤフ氏は国益より政治的延命を優先させた」と非難し、総選挙実施を要求。共和党からは「外国への干渉」との批判が上がったが、バイデン氏は擁護する姿勢を見せた。

 バイデン氏は、2023年10月のハマスによる越境攻撃後、イスラエルによるハマス掃討を支持してきた。しかし、作戦が長期化し、ガザ地区で民間人犠牲者が増大すると、米国内の民主党左派を中心にイスラエルを擁護する政権への反発が拡大。再選を目指す11月の大統領選への足かせになるとの懸念が増し、…

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