特集

大阪・関西万博

2025年大阪・関西万博に関するさまざまなニュースをお届けします。

特集一覧

万博に片側空けしないよう促すエスカレーター どんな仕組み?

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
エスカレーターの左側に立つ利用者=名古屋市中区で2023年10月1日、酒井志帆撮影
エスカレーターの左側に立つ利用者=名古屋市中区で2023年10月1日、酒井志帆撮影

 右を空けるか、左を空けるか――。エスカレーター利用時の「片側空け」は、旅行先で戸惑う慣習の一つだ。実は安全上の問題があり、鉄道会社はやめるよう呼びかけている。そこで2025年大阪・関西万博の会場最寄り駅には、片側空けをしないよう促すエスカレーターが登場する。どういった仕組みなのか。

発祥はロンドンの地下鉄

 片側空けには80年ほどの歴史がある。始まった場所は英ロンドンの地下鉄だ。

 エスカレーターのマナーについて研究している江戸川大の斗鬼正一(ときまさかず)名誉教授(文化人類学)によると、1944年ごろに駅で右に立ち左を空けるよう呼びかけたという。その後は徐々に世界各地に広がり、日本上陸は67(昭和42)年。場所は大阪だった。

この記事は有料記事です。

残り1392文字(全文1707文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月