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千葉から約2000キロ離れた南国の島で、ノートに向かい、黙々とペンを動かす――。18日開幕の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に6年ぶりに挑む中央学院(千葉)ナインは2月、石垣島(沖縄県石垣市)に滞在していた。暖かな南国で練習漬けの日々なのかと思いきや、練習量はむしろ抑えていたという。では、はるばる何をしに行ったのか。昨秋の県大会予選で一度は敗れたが敗者復活戦を経てセンバツまで駆け上がった「下克上球児」たち。そのたくましさの源となる「秘密の特訓」を追った。
夕刻、宿泊先の食堂に選手らが集まり、相馬幸樹監督(44)から与えられた「ワーク」と呼ばれる課題に取り組んでいた。ノート型で、1日のノルマはA4判1枚分だ。この日は「今度の大会、試合のプレーに対する目標と、その達成方法を書いてください」「目標を達成すると、あなたにはどんな効果・良いこと・うれしいことがありますか」など5問が出された。これらに30分間で回答する。
書き終えると相馬監督に持ち込むが、きちんと記入しているかチェックするのみでフィードバックはない。この合宿では「メンタルトレーニング」がテーマ。センバツが近付き、ネガティブな発想をポジティブに捉え直したり、自分の目標を達成するための心の持ち方を考えたりしてほしいとの狙いを込めた、相馬監督オリジナルメニューだ。
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