「パレスチナの実情知って」　広島で文化週間、映画上映や催し

　パレスチナ人アーティスト「DAM」を中心に、現地でのヒップホップの発展を市民の苦境を通じて映し出すドキュメンタリー映画「自由と壁とヒップホップ」（2008年、86分）が20日、広島市内で上映される。16～24日までの「パレスチナ文化週間」の一環。

　「DAM」は1990年代後半、イスラエル領内のパレスチナ人地区で誕生した史上初のパレスチナ人ヒップホップグループ。「誰がテロリスト？」という曲で、パレスチナ人が強いられた一方的な理不尽さを歌い人気となる。ガザ地区では、DAMに影響を受けた若者たちがラップを歌い、人々の希望となっていく。その様子を知ったDA…