松竹は15日、昨年、松竹新喜劇の代表を勇退した3代目渋谷天外(69)が15日、渋谷天笑(40)を養子にしたと発表した。

3代目天外は、松竹新喜劇を立ち上げた2代目天外の息子で、新生松竹新喜劇を旗揚げし、長年、けん引。昨年4月末をもって代表を退いた。天笑は10年に入団し、3代目天外の前名「天笑」を継いでいた。

この日夜、松竹を通して、2人がコメントを発表。天外は「とりあえず渋谷の名前と墓を守ってくれる事になり安心しております」。天笑は「以前からお酒の席などではお聞きしておりましたが、事実となり大変ありがたく思うとともに大きな責任を感じております。これまで以上に上方喜劇に精進して参ります」と誓った。

天外、天笑はともに、5月10日に大阪松竹座で開幕(19日まで)する「松竹新喜劇 喜劇発祥120年」に出演する。