前真鶴町長らに56万円賠償命令 選挙人名簿不正問題 神奈川

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神奈川県真鶴町の松本一彦前町長
神奈川県真鶴町の松本一彦前町長

 神奈川県真鶴町の松本一彦前町長が選挙人名簿を不正に複写し利用した問題で、町民有志47人がプライバシーを侵害され精神的苦痛を受けたなどとして、松本前町長や元町議ら4人を相手取り計約1050万円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁小田原支部(前沢功裁判長)は15日、松本前町長ら3人に計約56万円の賠償を命じた。

 判決などによると、松本前町長らは町職員だった2020年、文書保管庫から選挙人名簿を持ち出して複写したうえ、自身が初当選した同年の町長選の選挙運動で、ハガキの宛名の入力に利用した。さらに翌21年の町議選では職員に対し、町議への名簿の提供を指示した。名簿には、有権者が過去の選挙で投票したかどうかなどを示す記載もあった。

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