留置場巡回で死亡直前の元警視正を目視せず 広島中央署長ら6人処分

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広島県警本部が入る広島県庁東館=小山美砂撮影
広島県警本部が入る広島県庁東館=小山美砂撮影

 複数の女性に性的暴行を加えたとして逮捕、起訴された中国四国管区警察学校の元警視正が広島県警広島中央署の留置場で自殺した問題で、県警は15日、当時の管理状況を調査した結果を発表した。死亡直前の複数回にわたる巡回で、留置管理担当者が元警視正の姿を目視していなかったことが判明。「自殺に及ぶ危険性への認識が不十分だった」と総括し、中央署長ら6人を本部長注意などの内部処分とした。

 死亡したのは岩本幸一元警視正(58)。2月17日午後8時19分、居室内にあるトイレでぐったりしているのが見つかり、搬送先の病院で同49分に死亡が確認された。そばには遺書とみられる便箋1枚が残されていたが、死亡するまで自殺をほのめかす言動はなかったという。

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