元陸自隊員「苦しむ隊員、他にも」 1万字反省文をパワハラ認定

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上司によるパワハラを認めた判決を受け記者会見する陸上自衛隊の元隊員、渡辺貴伺さん(左)=東京・霞が関の司法記者クラブで2024年3月15日午後1時16分、巽賢司撮影
上司によるパワハラを認めた判決を受け記者会見する陸上自衛隊の元隊員、渡辺貴伺さん(左)=東京・霞が関の司法記者クラブで2024年3月15日午後1時16分、巽賢司撮影

 陸上自衛隊の元隊員が、上司からパワハラを受けたとして国に2500万円の損害賠償を求めた訴訟で、国に150万円の支払いを命じる判決が東京地裁で言い渡された。判決は、1万文字の反省文を書かせるなど複数の行為がパワハラに該当すると認めた。原告の渡辺貴伺さん(56)=静岡県御殿場市=は15日に東京都内で記者会見を開き、「苦しんでいる隊員は他にもいる。少しでもパワハラがなくなれば」と語った。

 渡辺さんは1986年に入隊し、富士教導団(静岡県)に所属。2008年に病気が原因で歩行につえが必要となり、20年に退職した。訴訟では「依願退職させることを目的にパワハラや嫌がらせを受けた」と主張した。

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