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センバツ高校野球2024

第96回選抜高校野球大会(春の甲子園)。全試合ワンプレー速報、スコアブック掲載。出場校別ニュースも。

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「球児にエールを」センバツで国歌独唱、松江北高の門脇早紀さん

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開会式での国歌独唱に向けて意気込みを語る門脇早紀さん=松江市で2024年3月14日午後5時、松原隼斗撮影 拡大
開会式での国歌独唱に向けて意気込みを語る門脇早紀さん=松江市で2024年3月14日午後5時、松原隼斗撮影

 阪神甲子園球場で18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の開会式で、島根県立松江北高の門脇早紀さん(3年)が君が代を独唱する。「甲子園は高校球児が憧れる夢の舞台。そこに立たせてもらえるのはとてもうれしい」と笑顔を見せる。

 門脇さんは、昨年の全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門高校の部で1位になった。幼いころから歌うことが大好きで、5歳の時に地元の合唱隊に入った。中学生でオペラを鑑賞し「演技も含めて全てを歌で伝えるのがすごい」と心を打たれ、オペラ歌手を目指すようになった。4月からは東京芸術大に進学する。

 新型コロナウイルス禍が続き、式典などで君が代を歌う経験はほとんどなかったという。「君が代は1フレーズが長く、西洋音楽の音階とは違う。マイクを使うと自分の声が聞こえづらく反響するので、音程を探すのも難しそう」と、急ピッチで練習に励んでいる。

 普段は舞台に立っても緊張しないというが、大観衆が見守る甲子園で歌うのは未知の世界。「想像しただけで緊張する」と明かす。それでも「甲子園で歌えることに感謝し、球児にエールを届けたい。(能登半島地震などで)大変な思いをしている人にも、自分の歌がエールになればうれしい」と本番を心待ちにしている。【松原隼斗】

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