「東かがわ愛」パッケージ化された街にはない魅力 ゲーム開発で移住

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ゲーム「Glove Story」の一場面=ウェブ解析士協会提供
ゲーム「Glove Story」の一場面=ウェブ解析士協会提供

 香川県東かがわ市が一般社団法人「ウェブ解析士協会」とともに、ご当地ロールプレーイングゲーム(RPG)を制作した。企画開発を担当したウェブ解析士マスターの八木暁史さん(39)はゲーム内容を練るうちに「東かがわ愛」が高まり、関東から引っ越してきた。移住を決断するまでの魅力とはなんだったのだろうか。

 ゲームの名称は同市が国内屈指の手袋生産地であることにちなみ、「Glove Story(グローブ ストーリー)」。「てぶくろ王国」が舞台で、魔物「名前喰(ぐ)い」に襲われる。「勇者」(プレーヤー)が仲間とともに謎解きをして立ち向かい、平和を取り戻す物語。実在の名所や特産品が多く登場し、同市に親しみを持ってもらえる内容だ。アプリは無料でスマートフォンにダウンロードできる。

 八木さんが同市を初めて訪れたのは2021年4月。市が主催するデジタル技術の活用をテーマにしたセミナーを開く準備のためだった。ウェブ解析士協会が運営を担い、八木さんは隣県の徳島に祖母が住んでいることもあり、プロデューサー役を引き受けた。

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