女優若村麻由美(57)、俳優岡本圭人(30)が15日、兵庫県立芸術文化センター(西宮市)で同センターで行われる兵庫公演の舞台「La Mere 母」(5月10、11日)と「Le Fils 息子」(同11、12日)の取材会に出席した。

フランスの若手劇作家・フロリアン・ゼレールが親子の絆を描いた3部作の2作品。「息子」は21年に続き2回目、「母」は日本初上演となる。

息子・ニコラ役の岡本は、21年上演の「息子」で舞台初主演、父の健一と親子役で初共演し、注目を集めた。今回は2作品の同日上演となる。

母・アンヌ役を演じる若村は、圭人の初舞台で共演し、その後も舞台でたびたび共演してきた。「(圭人の初演から)2年半の間に豊かになられた。初舞台のフレッシュさ、鮮烈さはすばらしかった。さらに経験と作品への理解が深まり、すごく深いニコラになった」と“息子”の成長ぶりをに目を細めた。

圭人は若村を「演劇界の母です。ここまで成長できたのは若村さんのおかげです」と話し、「ステージの上でいろいろと学ばせてもらった」と感謝し、さらなる成長を誓った。若村は「溺愛しすぎないように気をつけたい」と笑顔で話した。