「貴賓室残したい」 市が方針一転、畝傍駅保存へ JRに譲渡要請

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JR畝傍駅にある貴賓室=奈良県橿原市で2023年、「JR畝傍駅舎の保全活用を進める会」提供
JR畝傍駅にある貴賓室=奈良県橿原市で2023年、「JR畝傍駅舎の保全活用を進める会」提供

 昭和天皇も利用した貴賓室が残るJR畝傍(うねび)駅(奈良県橿原市八木町2)の駅舎について、市は13日、JR西に無償譲渡を要請した。市はJR西側から無償譲渡を持ちかけられていたが、整備に多額の公金が必要なことから一時断念した経緯がある。ただ、市で整備しなければ貴賓室が解体される恐れがあり、方針を転換した。民間資本を活用し、歴史的建造物の駅舎を保存活用したい考えだ。【皆木成実】

 駅舎は戦前の1940年に建てられた寺社風の建物。現在は無人駅になっているが、神武天皇陵(同市大久保町)を参拝する皇族のために造られた貴賓室がある。

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