「40年超原発」美浜原発3号機、運転差し止め認めず 大阪高裁

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大阪高裁に向かう原告や弁護団ら=大阪市北区で2024年3月15日午後1時15分、梅田麻衣子撮影
大阪高裁に向かう原告や弁護団ら=大阪市北区で2024年3月15日午後1時15分、梅田麻衣子撮影

 運転開始から40年を超えて稼働している関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の運転差し止め仮処分の可否が争われた即時抗告審で、大阪高裁は15日、差し止めを認めない決定を出した。長谷川浩二裁判長は、「40年超原発」の安全性を認めた大阪地裁決定と同様、「重大事故を起こす具体的な危険性は認められない」と判断した。

 仮処分は、福井・滋賀・京都3府県の住民が「老朽化で重大な事故が起きる可能性が高まっている」などとして大阪地裁に申し立てた。地裁が2022年12月、これを却下したため、住民側が大阪高裁に即時抗告していた。

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