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高校生自殺が波紋 「出生時の性」でトイレ利用、米州法施行が背景に

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米南部オクラホマ州で今年2月に死亡した高校生のネックス・ベネディクトさん=2023年12月、AP
米南部オクラホマ州で今年2月に死亡した高校生のネックス・ベネディクトさん=2023年12月、AP

 米南部オクラホマ州で2月、性自認が男女どちらにも当てはまらない「ノンバイナリー」の高校生(16)が自殺したことが波紋を広げている。高校生は校内の女子トイレで別の生徒らにからかわれた翌日に死亡。出生時の性に合わせたトイレの使用を義務づける州法の施行後にいじめが激化したとの証言もあり、教育省が学校の対応に関して調査を開始した。バイデン大統領は14日の声明で「(LGBTQなど)性的少数者の子供たちへの差別撲滅に、改めて取り組む必要がある」と訴えた。

 地元警察当局や米メディアによると、ネックス・ベネディクトさんは2月7日、校内の女子トイレで別の女子生徒3人とけんかになった。ベネディクトさんは警察の聴取に「友人と談笑していたら、3人から『なんでそんな笑い方なの?』と言いがかりをつけられた。水をかけたら、けんかになり、床に頭を打った」と説明。周囲にいた生徒や学校スタッフが引き離し、双方とも病院への搬送が必要なけがはなかった。

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