沖縄出身の3人組ボーカルユニット、JaaBourBonz(ジャアバーボンズ)が、俳優森田健作(74)がパーソナリティーを務めるFM NACK5とニッポン放送の番組に出演する。メジャーデビュー13年を迎えるが、活動歴は22年を数える。「音楽を続けていく上でたくさんの出会いがあった。沖縄のグループとして東京で活動している自分たちの今を知ってほしい」と意欲を見せた。

02年に沖縄大学の仲間同士で結成した。当初は6人組だったが、現在はTAKANO(ボーカル=42)、志門(ボーカル&三線=39)、そしてYASU(ボーカル=40)の3人。11年のメジャーデビューシングル「誓うよ」は、本田翼(31)が出演した「DyDoブレンドコーヒー」のCM曲に起用されたことから一気に人気となった。

TAKANOは「ダイドーの社長さんとお会いする機会があったので、このチャンスを逃したらダメだと思い『全国に自分たちの音楽を続けたいんです』と、目の前で歌ったところ、僕たちの熱意が伝わったのか『これはおもしろい』って。その場で『CM曲に使おう』って…」。

志門は「このCMは、過去にコブクロさんや福山雅治さん、ドリカムさんらすごい人たちがやってきたのでプレッシャーもありましたが、気合も入りましたね」と振り返った。(志門)。結局、ダイドーのCM曲には6年間の長きにわたり起用された。

現在は、TikTokでも人気となっている。「コロナ禍で活動が制限される中で始めた」というが、思わぬ大ヒット。再生回数も100万回を上回ることもあり「グループを知ってもらう機会になっている」とメンバーは笑顔を見せた。

森田がユニット名「ジャアバーボンズ」の由来を尋ねると、インディーズ時代の「バーボンズ」を改めるために論議している最中に、スタッフから「じゃあどうする」とせかされことから「じゃあ、バーボンズ」で行こうとなったことを明かした。

また、10年前にはメンバー全員(当時は6人組)で高知県に移住して共同生活することで「届けたい音楽」を再確認したことも吐露。YASUは「6年間、米を作ったり、それこそ自給自足の生活をしながら音楽活動を続けて来ました。ですから僕たちにとって高知が第2の故郷でもあるんです」と話した。

そうしたつながりで現在も「高知県観光特使」を務めているという。すると森田も「衆院議員時代に沖縄開発政務次官を務めたことがあって、その時に確か石垣島観光大使になったことがあった。それから何も連絡が来ていないから、まだ続いているのかな」と笑った。

ジャアバーボンズは2月21日にはアルバム「ジャアイランド2」が発売された。「思っていた以上に評判がいいんです」と、番組内でスタジオでの生演奏を披露した。

FM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)は17日と24日の2回に分けて放送。ニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(月曜午後6時20分)は25日に放送する。