米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待は10日、フロリダ州オーランドのベイヒル・クラブ(パー72)で最終ラウンドが行われ、トップに2打差の4位で出た松山英樹(32)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算3アンダーの285で12位だった。首位でスタートした世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が66をマークし、通算15アンダーで今季初優勝。通算7勝目を挙げ、賞金400万ドル(約6億円)を獲得した。5打差の2位はウィンダム・クラーク(米国)だった。

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流れを変えたストロークに、松山は「もったいない一打だった」と悔しさを募らせた。序盤からパーを続ける我慢の展開で手痛いミスが出た。パー4の8番はピン奥7メートルに2オン。バーディートライは約60センチ短かった。「お先に」と打った次は左カップに蹴られ、まさかの3パットでボギーとなった。

後半もスコアを落とし、13番はダブルボギー。18番も1メートル半を外してボギーで終えた。3週前にジェネシスを制して以来の復帰戦で出場2大会連続優勝はならず「最後の方はトップ10をと思ってやっていた。18番のパットを外して残念だった」と落胆した。

腰痛で今大会開幕前日の6日、プロアマ戦を欠場。痛みをかばったスイングで左手にも違和感が生じたが「そういう中でもいい位置でプレーできたことは良かった」と納得していた。次週は第5のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権。「しっかりとまた自分のゴルフをつくって良いプレーができれば」と気持ちを切り替えた。