6オーバー54位から出た都玲華(20)が5バーディー2ボギーの69と巻き返し、通算3オーバー291。35位となり、ツアーで3回目のベストアマに輝いた。

第2日以外はショット、パットともに調子は悪くなかったが、「攻めるところ、守るところのマネジメントでスコアを落とした」。

キャディーと話し合い、グリーンの落としどころに気をつけながらラウンド。残り114ヤードから5メートルにつけバーディーを奪った1番を「昨日はもろにマネジメントミスでボギーだった。縦距離のズレはあったけど、今日は課題を持って挑んだ部分だったのよかった」と胸を張った。

最終的な目標はもちろんプロテスト合格。3度挑戦し跳ね返されている。

「この1年半くらいずっと課題としている事なんですけど、1個1個の技術は悪くなくて、練習場だと上手だけどコースに出たらマネジメントができない。取りこぼしがあるので、そこを徹底的にしないと技術が上がっても厳しい」

メンタルの方も「ちょっと弱めです」。自分の事はよく分かっている。

それだけにこの日の69は自信にもなったはず。「3日間ずっとできなくて頭を抱えて、昨日は眠れなかった。今日はしっかりできて結果に表れてくれた」とちょっぴり笑顔。「でも、昨日までのプレーが自分の姿と思うので喜びすぎず。また現実に戻って練習したいです」と先を見据えていた。

優勝しトロフィー掲げる鈴木愛、ベストアマに輝き笑顔の都玲華/女子ゴルフ最終日写真特集3