大学3年生の朝、突然脚が象のようにむくみ、ゼリーのように揺れた――。小笠原妃奈子さんを襲ったこの症状は、100万人に1人の難病「クッシング病」の始まりでした。高校時代からの異常な食欲や無月経を「ストレス」と見過ごし、診断までに23kg増加。獣医学生としての知識が早期発見につながりましたが、ホルモン異常は見た目や精神にも深刻な影響を及ぼしました。犬たちと仲間に支えられた闘病の日々、知られざる難病との壮絶な戦いをご紹介します。
※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2024年2月取材。