かつて診断から3年ほどで亡くなることが多かった「多発性骨髄腫」。しかし今、この血液がんの治療は劇的な変化を迎えています。「医者になって50年、こんなに治療が進歩した病気はほかにない」と語るのは、日本赤十字社医療センター骨髄腫アミロイドーシスセンター顧問の鈴木憲史医師。
移植治療が適応となる患者に対して最新の4つの薬を組み合わせる治療法により、17年もの間病気が悪くならずに過ごせることが期待できる時代になったといいます。治療しながら社会で活躍し続ける患者さんの実例とともに、多発性骨髄腫治療の最前線をお伝えします。











