私たちの周りには、人と人とを隔ててしまう見えない壁のようなものがある。例えば、耳が聞こえる人(聴者)の多くは、耳が聞こえない・聞こえにくい人(ろう・難聴者)と関わる機会がほとんどない。学校教育も別々に行われることが多い。しかしこのような壁も、少しの工夫やアイデアがあれば乗り越えられるかもしれない。
富士通のソーシャル・イントラプレナー(社会課題を解決する社内起業家)である本多達也さんは、音を振動と光に変換する「Ontenna(オンテナ)」を発明。身体や感覚を拡張するテクノロジーを駆使し、これまで遠い存在だった人々が交じり合うことから生まれる新しい世界を創出しようとしている。




