2歳半で「網膜芽細胞腫」という小児がんを発症した多田詩織さん。その治療の影響で下垂体機能が低下し、大人になってから「成人成長ホルモン分泌不全症」と診断されました。疲れやすさや集中力の低下など、日常生活に支えをきたす症状に悩みながらも、自己注射によるホルモン治療を続けています。注射が苦手というハードルを乗り越え、使用済みの注射針が増えることで「頑張った」と自分を褒める多田さん。小児がんの晩期合併症と向き合い、前向きに治療を続ける姿をご紹介します。
※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2022年1月取材。