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研究倫理の知識を得て、飛躍する生徒たち 学校現場の実例から

Science Portal 5 日 前
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 学校現場で探究学習やSTEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)教育の取り組みが広まる中、生徒たちが自ら研究を進める場面も増えてきた。研究倫理の知識・配慮は必須だが、生徒への指導は現場の教員が一手に担うことも多く、学校の対応には温度差があるのが実情だ。研究倫理の啓発に取り組む一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)の教材や、教員と研究者から知識を得て生徒が飛躍した実例から浸透へのカギを探った。

大人が予期する以上に高校生は伸びる

 学校教育の中で推進している「探究」とは、実社会や実生活の中から問いを見いだし、自ら課題を設定して情報収集・整理分析を行い発表するまでの学習活動全体を指す。学習指導要領では「総合的な探究の時間」をはじめ探究に取り組む科目を定め、子どもたちは探究の過程を通して課題を解決するために必要な基本的な資質・能力を育成する。

 学習活動の成果を発表し評価を得る機会となるコンテストも盛んに開催されている。発表内容は学校内の教育活動の範囲を超え、学術的価値や社会的インパクトの大きな研究活動と見なされるもの...

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