私たちは、1日のおよそ3分の1を眠って過ごしています。これほどまで長い睡眠時間が必要なのは、睡眠には健康を維持する重要な役割があるからです。しかし、「寝たいけれど思うように眠れない」「深く眠れたなという感じがしない」「日中の眠気がひどい」など、睡眠に関する悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。現在、「一般成人の30%程度が不眠に関する悩みを持っている」と言われています。体内時計のリズムの乱れ、持病の影響、ストレスや悩みごとなど、不眠の原因は人によって異なります。この記事では、寝不足・寝すぎによる日常生活への影響などについて、医師の村上先生に解説していただきました。