中国南部では、ディズニーランドでもユニバーサルスタジオでもないテーマパーク「长隆(チャンロン)」が大人気だ。今回は、长隆の魅力について伝えていく。
上海ディズニーランドを肉薄する长隆とは?
长隆のテーマパークは広東省の、珠海と広州の2箇所にある。
珠海は、水族館、遊園地、オペラハウス、サーカス、ホテルがあり、広州には、動物園、遊園地、プール(大型ウォーターパーク)、ホテルがある。
特に、珠海の水族館は世界最大の水族館として有名で、世界のテーマパークランキングで6位、広州の遊園地も21位だ。
(参考)THEME INDEX MUSEUM INDEX 2023
AECOM-Theme-Index-2023.pdf
珠海はマカオの国境から歩いていくことができ(通関手続きが必要だ)、広州は香港や珠海から高鉄(新幹線)で、1時間程度で行ける。
高鉄の広州南駅からタクシーで15分ほどで行ける。もちろん、日本から広州への直行便も出ている。
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世界ランキング上位!人気急上昇の长隆の注目スポット
长隆は総合型テーマパークで、とにかくスケールが大きい。動物園1つをとっても、日本の富士サファリパークや上野動物園をはるかに超えるのだ。
中でも、おすすめのスポットをいくつか紹介していく。
(1) 世界一の水族館(珠海)
珠海の长隆海洋王国は、世界最大の水槽、世界最大の天井ドーム水槽、世界最大の水族館、世界最大のアクリルパネルでギネスを取得している。
水族館にウォータースライダーやジェットコースターがあり、ショーや花火も見ることができ、エンターテイメントを詰め込んだ場所だ。
(2) サーカスがすごい!(珠海、広州)
珠海、広州ともにサーカスが併設されており、毎日1,2回開催されている。空中ブランコ、閉ざされた空間で何台もバイクが走るなどのサーカス芸が素晴らしいことはもちろん、ショーの合間に動物たちが通路を走って行ったり、虎が登場したりと、動物が活躍するところがおもしろい。
(3) パンダがたくさん!(広州)
中国のパンダといえばパンダ基地が有名だが、広州の长隆野生動物世界では、パンダをたくさん見ることができる。パンダ基地は混んでいたり、パンダとの距離が遠かったりするが、こちらは近くて人も少なめだからゆっくり見ることができる。
(4) 虎を見ながら食事(広州)
広州の长隆ホテルにあるホワイトタイガーレストランでは、なんとホワイトタイガーを見ながらごはんを食べることができる。ごはんはバイキング方式で中国料理から西洋料理まであっておいしい。ホワイト―タイガーに近い席は人気で、開店少し前に並んでおくとよい席がとれる。
长隆は総合型テーマパークで、どんなに効率的に回っても1日では足りない希望感だ。すべてを楽しむにはホテルを利用するのがおすすめ。
子ども向けのホテルは、子どもが楽しめるような遊び場が併設されており、大人向けのホテルは高級感のある仕様になっており、どんな世代も楽しめるようになっている。
中国テーマパークでは、入場時パスポートによる本人確認があるため、必ず携帯するようにしよう。
(长隆公式ホームページ)
长隆旅游度假区
文/大堀貴子