もうすぐ始まる2025年のゴールデンウィーク。今年はどのような過ごし方をする人が多いのだろうか。
DJIは、今年のゴールデンウィークの予定が決まっている全国の20歳から60歳の男女500名を対象に、「期間中の過ごし方」に関するアンケート調査をした。
今年のGWは家族と過ごす人が6割超!過ごし方は「国内旅行派」と「おうち派」の二極化
ゴールデンウィークを主に誰と過ごすかという質問に対して、「家族」が61.0%と圧倒的に多い結果に。ゴールデンウィークが家族団らんの貴重な機会として捉えられていることが伺える。
ゴールデンウィークの最も多かった過ごし方は「国内旅行」(46.0%)と「自宅で過ごす」(45.8%)であり、その割合はほぼ同じで、この結果から長期休暇の過ごし方として、アクティブに外出する層と、自宅でゆっくりと休養する層が一定数存在することが判明。
国内旅行が依然として人気である一方で、自宅で過ごすことを選択する人が多い背景には、混雑を避けたい、費用を抑えたい、または日頃の疲れを癒したいといった理由が考えられる。
「近場でレジャー」を選ぶ人が27.0%と比較的高い割合を示している点も注目される。遠方への旅行だけでなく、自宅からアクセスしやすい範囲でレジャーを楽しむ傾向が強まっていることが見受けられた。
背景には、「ちょっとした非日常」を手軽に楽しみたいというニーズや、地域内の魅力を再発見したいというニーズがあるのかもしれない。
「国内旅行」「近場でレジャー」と回答した人のうち、具体的なアクティビティを尋ねたところ、最も多かったのは「旅行」(62.1%)。
これに続いて、「ドライブ」(30.2%)、「海や川など自然スポットへのお出かけ」(26.2%)、「BBQ」(19.2%)、「ハイキング・登山」(16.2%)、「キャンプ」(14.6%)、「車中泊」(11.3%)など、多様なアウトドアレジャーが選ばれていることがわかった。
中でも注目すべきは「キャンプ」や「車中泊」の支持の高さ。これらは単なるレジャーというより、“宿泊を伴うアウトドア”というひとつ上のステップであり、準備や装備も必要なため、ハードルが高い印象がある。
にもかかわらず支持が集まっている背景には、「自然の中でリフレッシュしたい」(72.4%)、「宿泊費を抑えたい」(55.1%)といった回答が多く、自然志向やコスト意識の高まりが背景にあると考えられる。
また、「宿が取りづらい時期でも自分で予定を立てやすい」(43.1%)、「密を避けて過ごせる」(37.9%)といった理由からは、より自由で安全な休暇を求めるニーズも垣間見えた。
では、こうした宿泊型アウトドアをより快適に楽しむために、求められているアイテムとは何だろう。
アウトドアで使いたい電化製品、1位LEDランタン、2位ポータブル電源、3位ポータブル冷蔵庫
車中泊やキャンプをする際に使いたい電化製品を調べたところ、最も多かったのは「LEDランタン、照明器具」(53.0%)、次いで「大容量ポータブル電源」が48.8%という結果に。
これは、アウトドアでの電源確保が、照明と同様に重要なニーズとして認識されていることを示している。
ポータブル電源は、今や単なる便利アイテムではなく、アウトドアを支える“インフラ”のひとつになりつつあるようだ。
ポータブル電源を「使いたい」と答えた人に目的を尋ねたところ、「スマートフォンやカメラの充電」(81.3%)。
次いで、「照明の使用」(49.7%)、「夜間の寒さ対策」(38.8%)、「電気調理器具の使用」(37.3%)、「扇風機などの家電使用」(36.7%)など、より快適なアウトドアライフを送るためのニーズが高いことがわかる。
実際の使用経験者に最も多かった活用シーンは、「BBQや野外調理でホットプレートや電気ケトルなどの調理家電を使うため」が77.5%と最も多く、アウトドアでの食事の充実が重要な要素であることが伺える。
自然の中で自由に過ごしながら、家と同じような快適さや便利さを求める人が増えている今、ポータブル電源は“あったら便利”から“ないと困る”アイテムへと進化しつつあるようだ。
アウトドアレジャーをする際に大容量ポータブル電源が「欲しいと思う」と回答した人が38.6%であるのに対し、実際に「使ったことがある」人は23.2%に留まっていた。
このギャップは、ポータブル電源に対する関心やニーズは高いものの、まだ利用経験がない層が多いと考えられる。
今後のアウトドアレジャーの普及とともに、ポータブル電源の需要がさらに拡大する可能性が考えられる。
まとめ
今年のゴールデンウィークは、依然として国内旅行や自宅で過ごす人が多い一方で、自然の中で過ごすキャンプや車中泊といったアウトドアレジャーへの関心が高まっていることがわかった。
また、アウトドアレジャーをより快適に楽しむために、ポータブル電源に対するニーズが顕著であり、スマートフォンなどの充電用途だけでなく、調理家電や季節家電、照明など、幅広い用途でその活用が期待されている。
調査概要
調査対象:全国の20歳から60歳の男女500名
調査期間:2025年04月16日
調査方法:インターネット調査
※「民生用ドローンとクリエイティブカメラ技術のDJI調べ」
関連情報
https://www.dji.com/jp/portable-power-station
構成/Ara