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楽天モバイルと米AST SpaceMobile、国内で初めて低軌道衛星と市販スマートフォンの直接通信によるビデオ通話に成功

アットダイム 14 時 前
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楽天モバイルと米 AST SpaceMobile(以下「AST」)は、2025年4月に、日本国内で初めて(注1)、低軌道衛星と市販スマートフォン同士のエンドツーエンドでの直接通信によるビデオ通話に成功した。
(注1)宇宙から送信するモバイル・ブロードバンド・ネットワークと市販スマートフォン端末との通信において(2025年4月時点、AST調べ)

「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」提供に向けた大きな一歩

この成功は、これまで日本においてモバイル通信圏外だった山間部・離島等を含むより広域のエリアカバーや、災害などの緊急時に向けたネットワーク冗長性の実現を目指す「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」(注2)提供に向けた大きな一歩となる。
(注2)楽天モバイルは衛星通信でも最強を目指す。サービスに使用する周波数帯・サービス提供方法(時間、価格など)については、現時点で未定。

両社は、2020年3月に締結した戦略的パートナーシップ(注3)のもと、ASTの低軌道衛星と市販されているスマートフォンによる直接”高速インターネット通信”(音声・ビデオ通話等)を目指す、AST SpaceMobileとのプロジェクト(以下「本プロジェクト」)を推進しており、日本国内で2026年 第4四半期のサービス提供開始を目指している(注4)。
(注3)プレスリリース: 楽天、米AST & Science社へ出資し、戦略的パートナーシップを締結 https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/0303_02.html
(注4)プレスリリース: 楽天モバイル、AST SpaceMobileとの衛星と携帯の直接通信による国内サービスを2026年内に提供を目指す計画を発表 https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2024/0216_01/

なお、ASTは2024年9月12日に商用の低軌道衛星「BlueBird」の打ち上げに成功している。

今回の試験では、福島県内に設置した楽天モバイルのゲートウェイ地球局から電波を「BlueBird Block 1」に向けて発信、衛星を介してスマートフォンが受信している。

市販のスマートフォン同士で通話アプリを使用した福島県と東京都間でのビデオ通話を実現させ、衛星と市販スマートフォンによる直接通信に成功した。

本試験は、日本国内で市販される一般的なスマートフォンを使用して、実験試験局免許の予備免許を取得した上での事前疎通確認となる。

同社では今後実験試験局免許を取得の上、通信試験を開始する予定だと説明している。

■今回の直接通信によるビデオ通話の様子はこちらから

■楽天モバイル代表取締役会長 三木谷浩史 氏 コメント

「米国での試験成功に続き、日本でも衛星と市販スマートフォンのビデオ通話が実現し、この画期的な技術を証明できたことを大変うれしく思います。

日本で楽天モバイルは、エリアカバーの拡大のために様々な施策を講じています。しかしながら、一部の山岳地帯や離島などは基地局建設の難しさからモバイル通信の恩恵が行き届かないこともあります。

また、災害大国である日本では、気候変動の影響を受け激甚化する災害に対する国民の意識は年々高まっています。『携帯市場の民主化』を掲げる楽天モバイルとしては、すべての方がモバイル通信を使用可能になる世界を目指し、本プロジェクトをさらに推進してまいります」

■AST創業者 会長兼CEO アーベル・アヴェラン 氏 コメント

「AST SpaceMobileは強固な戦略的パートナーシップを通じて、世界をつなげていくという取り組みにおいて新たなマイルストーンに到達しました。

楽天モバイルを含むパートナーの皆様は、世界中のカバレッジギャップとデジタル格差を埋めるために、他に類を見ない宇宙からのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを初めて構築するという当社の使命に全面的に賛同してくれています」

関連情報
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2025/0423_01/

構成/清水眞希

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